演奏動画を追加しました①

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ファリャ: 火祭りの踊り

スペインの作曲家ファリャのバレエ音楽《恋は魔術師》より、クライマックスとも言われる、炎を前にして踊る悪霊払いの場面の曲です。
《恋は魔術師》のストーリーはこのような感じ。——夫を亡くしたカンデーラという若いジプシーの女がいました。彼女に新たな出会いが訪れますが、死んでもなお嫉妬深い夫は悪霊となって現れ、2人の邪魔をします。夫の霊をおびき出し美しい友人に誘惑させるべく「火祭りの踊り」の儀式を彼女が執り行うと、悪霊は消え去り、カンデーラと恋人の愛は成就するのでした。

 

グラナドス: スペイン舞曲 第2番「オリエンタル」

グラナドスはスペインの作曲家であり、ピアニスト。《12のスペイン舞曲》は、1890年に完成され当時の音楽界のビッグネームたちから称賛を受けた、彼の作曲家人生における最初の傑作です。どの曲もスペインを感じさせる旋律やリズム、あるいは舞曲的スタイルを備えています。第2番は、シンプルな構成と、もの哀しくも美しいメロディーが特徴。「オリエンタル」というタイトルは作曲者自身ではなく後に出版社が付けたものではありますが、この楽曲を親しみやすいものにしてくれています。

 

収録: 2018年6月、スタジオ ピオティータ
使用楽器: ニューヨーク・スタインウェイ B型 (1931年製)